保育事業

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 一般的に保育は、下刈り、雪起こし、つる切り、枝打ち、除伐、保育間伐等を指します。造林公社の場合、県内すべての造林地において下刈り、雪起こし等の施業は完了しており、現在、造林公社が行っている保育事業は、除伐と保育間伐が中心となっています。

除伐とは

 
 下刈り終了後に造林木の生育の支障となる天然生の樹木を除去する作業です。除伐は下刈りとともに、造林木の成林を左右する重要な保育作業であり、林冠が閉鎖した頃に1回目を実施し、必要に応じ2回目を実施します。実施に当たっては、形質不良な造林木は伐り、有用な天然生樹木は残すほか、ツル類も切るように努めます。

保育間伐とは

 
 保育間伐とは混みすぎた植栽木を適正な本数密度で管理し、生育を促進させるための作業です。不良木を取り除き、残された木々の枝葉や地表に日光を当て、下層植生の衰退を防ぎ、光合成や土壌活性を促すことで、空気を浄化したり、きれいな水を貯える森へと育てるために欠かせない作業です。

▲下草植生が衰退している状態
▲日当たりがよく改善された状態